4、査定の際にご準備頂きたいもの。 

我々不動産屋が査定をする際(土地、中古戸建、中古マンション、収益物件)にまず必要なのが
「不動産登記簿謄本」
になります。
※「謄本」(とうほん)と略して言うことが多いです。

謄本はお持ちでなくても構いません。
「あると嬉しいな」
ぐらいな感じです。
(ない場合は我々が取得します)

謄本を見ると
「現所有者は誰なのか?」
「ローンいくら借りてるのか?」
「どこの銀行で借りているのか?」
「地番」

などがわかります。
(後ほど詳しく書きます)

当たり前のことなんですが、
「不動産の所有者が誰なのか?」
は確認しなくてはいけないんですね。
ただの他人が人の家に勝手に住んで
「ここは俺の家だ」
といい、その謄本上の名前の人になりすましている・・・
なんていうことが本当に時々ある業界なんです笑。
なので
「身分証」
も拝見させてください。
(謄本と身分証を確認して同一人物なのか確認しなくてはいけないんです)

またお客さんが今回売却する不動産を過去に買われていた場合は当時の不動産書類の中に
重要事項説明書
売買契約書
・謄本
公図
測量図
建築確認(建物がある場合)
検査済証
などがあります。
経験上の話になりますが、大きな袋とかフォルダーにまとめて入っていることが多いです。
差し支えなければそちらを拝見させてください。
我々も不動産屋なので、その中の書類を見れば大体のことがすぐにわかります。
(書類はなくても構いませんのでご安心ください)

あとは大事なことですが、内見させてください。
中古戸建、中古マンションの場合は
「部屋の中が綺麗」
な時と
「部屋の中が汚い」
時があります。
面白いものなんですが
「こんな汚い部屋ですみません・・・」
という方がピカピカの部屋だったり、
「まあまあ綺麗に使っています」
という方が、意外と散らかってらっしゃったり・・・笑。
何年やっても変わんないんですが
「部屋の中を見てみないとわかんない」
んですね。

土地の売却の方の場合は一緒に現地に行きます。
現地にて確認するのは主に
「境界」
です。
「杭」
があるかないかで隣地との境界を確認できます。
土地を売る場合は大きく分けて
「公簿売買(謄本上での面積を基準にした売買」
「実測売買(測量をして隣地との境界を確認したうえでの売買」
があります。
↓説明
「土地の「公簿売買」と「実測売買」の違い」

なんとなくですが
「実測売買」
のほうがよさそうな気がしませんか?
・・・その通りです。
その代わりお金が30万から50万かかるし、測量するのに数か月かかります。
(土地が広い人はもっとかかる可能性があります)

公簿売買でも売買は問題なく出来ます。
公簿、実測ともにメリット、デメリットがあります。
査定の際に詳しく説明しますのでお好きなほうを選んでください。

資料を見て現地を見ると大体の金額がわかります。
その場で金額の目安はお伝えするようにしています。
そして当社の売りなんですが
「査定金額はこれくらいですが、お好きな価格からスタートしませんか?」
という提案を売却に時間かけられる方には毎回しています。
正直お客さん・・・嬉しそうですよ笑。

高く売る約束は出来ません。
そのかわり
「高く売れる可能性」
は他社さんよりも可能性が高いと思っていますし、実際にやってきています。
「どういう方法なの?」
と聞かれたら
「私が個人で売却した不動産を売ったやりかたと全く一緒です」
が答えです笑。
(ある程度不動産業界の流れ、仕組み、慣習がわからないとよくわかんない話になってしまうと思うので。
一通りの売却の流れを読んでからそのあと読んでいただくほうが頭に入ってくるかと思います)

話少しずれました。
査定の大まかな流れは以上です。
実際に査定でお伺いする中で
「1番大事だな」
と思うのは
「質問にちゃんと丁寧に答える」
に尽きます。
大体2,3時間ぐらい色んなお話してることが多いです。
お客さんも当たり前ですが我々のことを
「本当に大丈夫なのか?」
「嘘つきじゃないのか?」
「信用できるのか?」
「そもそも不動産屋自体が全部うさんくさい」
「不動産屋=詐欺師」

と思ってるのは当然のことです。
最初そういう風に思っていただくのは構いませんし、良いことだと思います。
(悪い奴いっぱいいますからね、この業界笑)

我々としては自分たちの出来ること、出来ないことしっかりとお伝えしますし、出来ないことは
「出来ない理由」
もお伝えします。
逆にお客さんが知らないような
「良い売却方法」
とかはこちらから惜しみなく伝えます。

売却は1年ぐらいのお付き合いになることもよくあります。
なので
「人間としての相性」
も見てくださいませ。
嫌な奴と1年も付き合いたくないのは当然のことだと思います笑。

選んで頂けたらしっかりと仕事します。
昔も今も今後も変わらないスタンスです。

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