48、実勢価格(実際に売れた値段、時価)は関東だけでなくどこのエリアも大体わかります(レインズに実勢価格が載っています)
査定の根拠を示すうえで実勢価格(実際に売れた値段)が1番大事です。
※不動産屋は実際に売れた値段の事を
「実勢価格(じっせいかかく)」
と言う事が多いです。
なのでこのサイトでは「実勢価格」と書いていきます。
なんだかんだでどこの不動産屋も
「実際に売れた価格」
に引っ張られます。
まあ・・・普通な話なんですけどね笑。
「この辺の土地はこの価格で売れたんだ」
と言われると、不動産屋が勉強してきた用語とか経験値とか全部吹っ飛んじゃうんです笑。
実勢価格をネットで探すことは出来ません。
なぜなら
「個人情報」
になるからです。
若干あいまいな定義でもあります。
理由としては
「不動産の登記簿謄本は誰でも取り上げることが出来る」
からです。
そのエリア内にある全員の不動産登記簿謄本を取り上げて、土地を購入した人の銀行での借入額を確認することは出来ます。
(全額ローンで借りていないとこの考えは破綻しちゃうんですけどね、自己資金少し入れてお金を9割借りていたら謄本の借り入れ額と購入額は違います。
調べる方法はその家に行って
「ピンポ~~ン」
と呼び鈴押して
「すみません・・・あなたが土地を買った価格知りたいんですけど・・・」
と聞くしかないんです。
失礼にも程がありますよね笑。
今の日本の仕組みだとこんな感じです)
「自分が買った土地の正式な金額をネットで公表なくてはいけない」
という法律はありません。
なので個人の方が実勢価格を確認する方法はないんです。
わかるのはスーモなどのサイトで
「現在販売している土地の値段」
や先ほど書いた
「路線価」
「公示価格」
くらいです。
ただ不動産屋の場合は違います。
レインズ(不動産屋のみが見れるサイト)サイトには
「成約事例」
という実際に売れた金額が見れるページがあります。
当社の場合は東日本登録なので、関東は全部見れますし、東北のエリアも見ることが出来ます。
なのでどこのエリアでも
「成約事例」
を見ることはできるんですね。
土地だけでなく、中古戸建、中古マンション、収益物件の実際に売れた金額がわかります。
査定する際にはその
「成約事例」
をお持ちします。
売主さんからすれば
「近くの土地はどれくらいで売れたんだろう?」
と知りたいのは当然のことですしね。
過去10年の成約事例を調べることも可能です。
実勢価格について色々書きました。
「じゃあ近くの実勢価格とおんなじ値段で売れるんですね」
と言われたら
「すみません・・・それは違います」
と答えます。
なぜかというと
「不動産は同じものは一つもない」
からです。
この後書いていきますが、土地の形状や、用途地域、前面道路、周辺環境などによって価値は変わります。
近隣にあった実勢価格の値段よりも下がるかもしれませんし、上がるかもしれません。
ちゃんとやる不動産屋はいろんな角度から多角的に冷静に判断するんです。
そのうえでプラスポイント、マイナスポイントをしっかりと判断して、トラブルが今後起きないように調節して、その上で
「売主さんに喜んでもらえるように可能な限り良い条件で売却する手伝いをする」
んです。
それがプロだと思いますし、当たり前のことだと思います。
この後は
「覚えておいたほうが良い不動産用語」
「ネットで見たけどいまいちわかりにくい言葉」
を中心に書いていきます。
引き続きわかりやすく書いていきたいと思います。
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