50、用途地域ってなんですか?

用途地域は少し覚えておいてください。
全部覚える必要はないです。
宅建の勉強ではないですしね笑。

ご自分で調べる場合は役所の
「都市計画課」
などに行くと自分の不動産がある場所の用途地域を調べることが出来ます。
(役所によって多少組織の名称が違う時があります)

用途地域の種類を並べると

・第一種低層住居専用地域
・第二種低層住居専用地域
・第一種中高層住居専用地域
・第二種中高層住居専用地域
・第一種住居地域
・第二種住居地域
・準住居地域
・田園住居地域
・近隣商業地域
・商業地域
・準工業地域
・工業地域
・工業専用地域
があります。

この言葉よくわかんなくても問題はないです。
大まかに分けると

「2階建ての住宅街が多い閑静な場所」
・第一種低層住居専用地域
・第二種低層住居専用地域

「3階建ても建築できる一般的な住宅エリア」
・第一種中高層住居専用地域
・第二種中高層住居専用地域
・第一種住居地域
・第二種住居地域
・準住居地域
・準工業地域

「容積率高く、どちらかというとお店やビル向けの土地」
・近隣商業地域
・商業地域

ほとんどの方がこの3つのエリアのどこかに土地持っているかと思います。
簡単に書きますが、
「2階建ての住宅街が多い閑静な場所」
の場合は低層地域で2階建ての家が並んでます。
お店とかも建築できないので基本ありません。
そのかわり建ぺい率や容積率が
「50%、100%」

「40%、80%」
になることが多く、3階建てが基本的に建てられないです。
住宅街としては人気ありますが、土地が40坪くらいないと良い間取り入らないことも多いので、100㎡以下の土地の方は売れにくかったりします。

「3階建ても建築できる一般的な住宅エリア」
このエリアに当てはまる方がほとんどだと思います。
容積率が200%あることが多いので3階建てが建てられます。
土地を40坪お持ちの方の場合で、需要があるエリアだと不動産業者が
「20坪、20坪」
と後で土地を分割して2棟の建売に出来たりするので良い値段で売れたりします。
20坪くらいの土地の方でも
「注文住宅で3階建て」
を希望する買主もいるので、検討されやすいです。

「容積率高く、どちらかというとお店やビル向けの土地」
100%とは言えないのですが、住宅購入されるかたは敬遠します。
なぜなら商業地域は駅前や人が多い場所にあるからです。
また商業地域は
「耐火建築物」
による条例が他のエリアよりも厳しいです。
なので建物を建築する際に買主はお金かかっちゃうんです。
(鉄骨とかになるので木造よりも高い)

お店やりたい方や、法人が出店するなどの用地として売却していくほうが良いと思います。
容積率が高いのでビルやマンション建てられる土地です。
需要はあります。

用途地域について書きました。
簡単な説明になってしまいましたが、なんとなくで結構なので
「用途地域ってそういう事なのか・・・」
と思っていただければ幸いです。

また用途地域以外に
「地区計画」

「条例」
などがあります。
【例】
・練馬区だと最低敷地75㎡
・成城だと成城憲章最低敷地125㎡

エリアによって色々特別なルールがあるんです。
その上毎年色んな所で新しい条例が生まれていくんですね笑。
不動産の調査はしっかりとしますし、役所などで調べた情報はしっかりと売主さんにご報告します。
安心して頂ければと思います。

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