18、大手は他社に広告掲載させないようにしてます(知らない売主さんがほとんどです)

この話題は今も昔もおそらく今後も変わんないのでないでしょうか・・・
「両手」
については書きました。
片手と比べて利益が2倍です。
なんとなくで結構なので
「会社の決算書」
や投資家目線で
「株価」
を考えてみてください。
売り上げが2分の1になった会社どう思いますか?
「おいおい・・・大丈夫か?」
「持ってる株が下落してお金が減った」
と思うと思います。

売り上げ下がると色んな所から突っ込まれます。
突っ込まれるのは決算発表や株主総会です。
まあ言えるのは
「申し訳ありません」
ぐらいですよね・・・
そしてこの場で謝った社長(代表取締役)は会社に行けば企業のトップです。
財閥系などの会社は創業者一家ではなく、
「サラリーマン」
が上に上がっていく会社です。
なんだかんだで上下関係厳しいんだろうな・・・と思います。
そして赤字発表した社長は
「このままではいけない」
と思います。
そうすると
「売り上げ上げろ」
の号令が出ます。
それが役員の伝わり、部長、課長などに伝わり、現場の人間に伝わります。
その伝言ゲームは皆
「売り上げ上がんなかったら自分の身分、給料がどうなるかわからない」
というプレッシャーが含まれています。
まあ・・・きつい雰囲気ですよね。
そして現場に届くのは
「なんとしてでも売り上げ上げろ」
という言葉です。

長くなりましたね。
ちょっとした妄想話でした笑。
ここで不動産仲介の現場の話に戻ります。
・両手だと2倍の売り上げ
・片手だと両手の半分の売り上げ
組織、会社として目指さなくてはいけないものってどっちだと思いますか?
当然
「両手」
になります。
具体的な金額で言うと5000万円の物件を片手の場合は約150万円です。
両手だと約300万円。
う~~~ん・・・両手のほうがいいですよね笑。
会社も喜ぶし、上司も喜ぶし、自分の給料も上がる、いいことだらけです。
そうすると
「両手取引にするにはどうすればいいのか?」
となるんです。
専属選任媒介、専任媒介だと指定流通機構(レインズ)への登録は5日、または1週間です。
昔は大手がこのレインズに登録しないのが当然の時代でした笑。
(数十回現場で確認してますし、私は被害受けてるので言う資格あると思います)
今は少し状況が変わって、前よりは良くなってる・・・という噂です笑。

ただ
「広告掲載不可」
と我々は言うんですが、大手が他社に広告をお願いすることはありません。
なぜなら
「他社が買主見つけると片手取引になってしまい、両手取引出来なくなる」
からなんですね。
理由は
「会社としての売り上げ」
が大事だからです。

私はそういう考えは良いと思うんです。
大手はやはりブランドありますし、契約書の作成などしっかりしてますし、母体が大きいのでお客さんからすればやっぱり安心感あります。
ただ
「他社には広告させない、なぜなら我々が両手取引にして売り上げ上げなくてはいけないので。
他社に広告してもらうほうが他社の営業も頑張るし良い買主見つかる可能性もある、そうすると売主さんの利益は上がる。
ただそうすると我々の売り上げが下がります、なので他社には広告出しません。
それに言わなければ売主さんも気が付かないし我々にとって非常に都合がいいんです。
正直なところ売主さんより我々のほうが大事なんです」
と伝えるべきだと思うんですね笑。
(こんな感じでお客さんにもお話します、色々お話しできますよ)

この内容を理解したうえで大手に頼まれる方でしたら良いと思います。
ただこういうトラブルが非常に多いんです。
専任媒介結ばれてる方からのお問い合わせでこのお話しすると
「・・・・・」
言葉失う方も多いです。
実話です。
↓ご興味あれば読んでくださいませ。
「売却する時(専任媒介)によくあるトラブル」

当社の場合は書いてるように
「他社にも広告掲載可能」
です。
当社も広告しますし、営業します。
他社にもお願いして広告してもらい営業してもらいます。

少し不動産業界の仕組みを知るだけで大きな違いがあります。
売却価格が10%違うだけで5000万円の物件の場合500万円です。
納得した不動産売却していただきたいんですね、そうすると引き渡し終わった後にお客さん嬉しそうにしていただけますし、
我々も嬉しい気持ちになります。

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