8、売却依頼の契約書(媒介契約書)の説明

当社に
「売却のお願いしたい」
とお客さんから言われた場合はほぼ100%
専任媒介
で依頼いただきます。
理由と媒介契約書の説明含めて書いていきます。

不動産の売却を依頼する際にかわす契約書は3種類です。
専属選任媒介
・専任媒介
一般媒介
になります。

詳しい内容としては
【専属選任媒介】
・他社への重ねての仲介依頼×
・自ら探索した相手方との直接契約×
・契約の有効期間3か月以内
レインズへの登録5日以内
・お客さんへのの報告1週間に1回

【専任媒介】
・他社への重ねての仲介依頼×
・自ら探索した相手方との直接契約〇
・契約の有効期間3か月以内
・レインズへの登録7日以内
・お客さんへのの報告1週間に1回

【一般媒介契約】
・他社への重ねての仲介依頼〇
・自ら探索した相手方との直接契約〇
・契約の有効期間 法令上の義務はない
・レインズへの登録 法令上の義務はない
・お客さんへのの報告 法令上の義務はない

いつも思うんですが・・・いまいちわかりにくくないですか笑?
簡単に説明していくと、
・専属選任媒介は不動産屋を通して絶対に仲介する契約。
依頼した会社のみしか取引出来ない。
契約期間は3か月、レインズという不動産業者専用のHPにも5日以内に登録しなくてはいけない。
1週間に1回はお客さんへ報告。

・専任媒介は自分でお客を見つけた場合は自分で不動産取引してもよい。
それ以外は依頼した不動産屋を通して取引。
契約期間は3か月、レインズという不動産業者専用のHPにも7日以内に登録しなくてはいけない。
2週間に1回はお客さんへ報告。

・一般媒介は何社でも不動産屋に売却依頼してもよい。
契約期間は不動産が売れるまで。
レインズへの登録義務もなく、お客さんへの報告義務もない。

になります。
「結局はどれがいいの?」
と思いますよね笑。
メリット、デメリットをわかりやすく書くと
・専属選任媒介、専任媒介だと他の会社に依頼は出来ない、そのかわりほとんどの会社が「とてもやる気出る」ようになる。
・一般媒介はどこの会社にも依頼できる、そのかわりどこの会社も「とてもやる気出ない」となる。

この件に関しては当社も同じ考えです。
理由としては、
「専属選任媒介、専任媒介だと最終的にお金頂ける可能性が高い、なので時間かけて丁寧に対応できるし広告も打てる」
「一般媒介だと。他社で決まる可能性があるので時間もお金もかけられない。報告義務もないので他の専任媒介頂いてるお客さんを圧倒的に優先する」
です。
読んでらっしゃる方は働いてる方がほとんどかと思います。
なのでもっとわかりやすく言うと
「専属選任媒介、専任媒介だと給料が出て家族が養える」
「一般媒介だと給料出ない可能性が高い、その上経費も自腹」
わかりやすい説明なんじゃないのかな?と思います笑。
実際にお客さんにこう説明したことありますしね。

当社の場合は
「専任媒介」
の依頼いただくことがほとんどです。
専属選任媒介にしない理由は結構単純で
「1週間に1回の報告は売主さんが求めていない」
という理由が大きいです。
当社の場合は時間かけて売却することが多く、1週間では何も起きないケースがよくあります。
「特に今週何もありませんでした」
と毎週報告するのもお互いにとってよくないですしね。

そしてここが当社の売りなんですが
「他の不動産会社にも広告掲載をお願いしていく」
というスタイル取っています。
なのでお客さんからすれば
「一般媒介」
に近い形で販売活動出来るようになるんです。
大手が出来ない、そして売主さんに説明しない手法です。
この理由は後ほど書いていきます。

当社含めてですが専属選任媒介、専任媒介になると1社独占になります。
良い会社、良い担当に当たれば良い不動産売却になるのですが、勉強不足の方や会社の名前だけで選ぶ方とかは専任媒介にまつわるトラブルなどは多いです。

過去に数多くの相談を受けました。
その相談がこの売却サイト作ったきっかけでもあります。
選んでいただけた場合はしっかりと仕事します。
でもこれくらいの文章だけではよくわからないし、信用できないのは重々承知です笑。
よろしければこの後もお読みくださいませ。

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