16、両手取引(この言葉は覚えてください、非常に大事です)
両手取引とは
「1つの不動産会社が買主、売主双方から仲介手数料を貰う事」
です。
(業界用語で
「両手」
と言う事が多いです)
ちなみに買主、売主片方からのみ仲介手数料を貰うことを
「片手取引」
と言います。
(業界用語で
「片手」
とか
「分かれ」
と言う事が多いです)
最初に書きますが、両手取引は悪いことではありません。
ただ
「売主さんに対してその説明もせずに不動産会社の思惑通りに事が進んでる」
と言うときは
「悪だな」
と思います笑。
(山ほど見てますよ)
少し説明を書いていくと、どこの不動産仲介もまず両手取引を目指します。
不動産仲介の場合頂けるお金は
「仲介手数料」
です。
極論で言うとそれしかありません。
その金額が2倍になる可能性があるのが両手取引です。
もっとわかりやすく書くと、会社の給料システムによって違いは出ますが、ある物件を取引した。
片手取引の場合は給料30万円。
両手取引の場合は給料60万円。
ざっくりですが、給料が2倍違います。
理由は簡単です。
5000万円の物件の場合、仲介手数料は約150万。
両手取引だと約300万円になります。
読んでらっしゃる方は皆お仕事長くされてると思います。
「ご自分の給料が2倍になるのどう思いますか笑?」
基本的に普通の人は2倍になること目指すと思います。
そのような向上心は大事ですし、仕事のやりがいも出ますし、家族に対してサービスできることも増えると思います。
ただ
「給料2倍にするにはなにかしら秘密にしないといけない」
という条件だったらいかがでしょうか?
その上
「相手に損させることにもなる」
という場合だったらどうでしょうか?
結論から書いていきます。
不動産仲介にとって1番おいしい仕事は
「売主さんがすぐに売却の依頼を安い価格で依頼してくれる」
「その後レインズの登録前後までに買主がすぐに見つかる」
「誰が見ても安い物件なので買主は喜んですぐに買う、不動産仲介も買主、売主両方から仲介手数料貰えてハッピー」
「売主さんもすぐに売却できてうれしい・・・が本当の市場価格は知らないまんま」
このケースが1番おいしんです笑。
不動産屋にとって
「安く売却してくれる売主ほどありがたいものはない」
んですね。
なぜかというと
「高値で売却取る」
↓
「なかなか売れない」
↓
「他社にも営業してもらうようになる」
↓
「他社に営業が買主見つけてくると、売主からしか手数料貰えない」
↓
「売れない時期が長くなると、売主さんが他の会社に売却依頼してしまう可能性も高くなる」
これが不動産屋の本音です。
不動産屋は
「すぐに売れる価格で売却の依頼が欲しい、なぜなら両手にもなるし、給料倍増するし、会社も上司も喜ぶし、家族も喜ぶ」
と思うんです。
私・・・こういうの嫌なんです笑。
なのでこういうサイト作りましたし、他社にはない売却の方法を考えました。
(業界内でこういう事言うタイプかなり珍しいんですよ笑)
もう一度書きますが、両手取引は悪いことではないんです。
売却の依頼を頂いた不動産会社が自分たちで広告をして、営業をして買主見つけることは良いことです。
(何もしない仲介は売主さんの立場からしたら嫌だと思いますしね。当社も頂いた売却依頼の何割かは両手取引です。頑張ってます笑)
ただ両手にするために他社に紹介させなかったり、他社に広告掲載を不可にする、そしてその事実を売主さんは知らない。
それは良くないと思うんです。
簡単にですが
「両手取引」
という言葉について書きました。
この言葉はなんとなくでいいので、覚えておいてください。
「不動産屋が両手にしたいから売主さんに不都合なことを言えない、その結果後日ばれて問題になる」
と言う事がよくあります。
当社の考えとしてまず
「売主さんが最大限の利益を取る」
という事が第一です。
それが1番のサービスだと思いますし、納得した不動産売却になると思うんですね。
「自分が売主さんの立場だったらどういう風にしてくれたら嬉しいかな?」
とはよく考えます。
ただ不動産の内容をしっかり説明すると、よくわかんなくなってしまいますし、
「つまんない」
と思うと思うんです笑。
次に書くのは
「自分が不動産を売った時の話」
です。
この内容のほうがわかりやすいと思いますし、イメージしやすいかと思います。
このサイトはある意味シンプルなんです。
「自分がやった不動産売却の方法いいと思いますよ、やってみませんか?」
と伝えてるだけなんですね笑。
今回の両手取引の話を読んだ上で次の項目読んでいただくとイメージしやすいかと思います。
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