不動産屋が自分の不動産を売った時に使った「本当に」高く売れる方法

はじめに

少しだけつまらない文章にお付き合い下さい。
不動産の査定をするときは基本、 取引事例法公示価格路線価、東西南北の方角、前面道路の長さ、間口用途地域、建築条例、土地の形、建ぺい率容積率、建物の構造、道路斜線隣地斜線北側斜線絶対高さ境界の確定、近隣の環境などを調査し、その他諸々を考慮しながら査定します。
・・・・・意味わからなくないですか?
不動産仲介として当然このような知識や宅建業法は必要ですが、お客さんへの説明としては落第です。
不動産関連のHPは山ほどありますが高額な業界、また業界の慣習上難しい言葉がどうしても並んでしまいます。
なので普段私どもがお客さんに説明するような感じでこのHPの文面書いていきたいと思います。
わかりやすく、また楽しく読んでいただければ幸いです。
色々な文章書いておりますが、全部読んでいただいた方には間違いなく今後不動産の売買において得する知識になる、という自信はあります。
(笑)のような文字も不快に思う方には残念ですが、使っていきたいと思います。
私どもの仕事ぶりや人間性が伝われば幸いです。

お客さんが1番目を輝かせて聞いて頂ける話

まず、不動産売却のHPとして1番お客さんの立場から気になるのはなんといっても
「自分の不動産いくらで売れるのか?出来たら1番高く売りたい」
だと思います。
不動産売却一括サイトや大手不動産会社では色々な言葉書いてありますよね。
「どこよりも高い査定出します」
「1番高く売ります」
などなど、、、、
漠然としていて
「本当の所はどうなんだろう?」
という売却相談のお客さんから以前頂いた言葉がありました。
色々とお話ししていく中で1番お客さんが目の色輝かせて聞いて頂ける話題は
「不動産屋の自分が持っている不動産を売るときにどうするか?」
という話題は良く聞いて頂けます笑。
仲介として土地、中古戸建、中古マンション、新築戸建、投資用区分マンション、収益アパート、収益1棟マンション、などの多数の仲介経験があります。
買う側のお客さんの気持ちや売り側のお客さんの気持ち、またそれを仲介する営業の考え、不動産会社の方針、上司の考え、広告の方法や費用、業界の慣習、不動産業界のブラックな部分など全てわかります。
その経験値がある自分が持っている不動産を売るときにどうするか?
その方法を説明していきたいと思います。

不動産屋が自分の不動産を売りました。

私には、実際に自分が所有する不動産を売却した経験が2回あります。
仕事ではなく、あくまで自分の個人資産の売却ですので、当然ですが「少しでも高く売りたいな!」と思いました。
ここでは、プロの不動産屋である私が実際に行った「不動産を本当に高く売る」方法をご紹介します。

大手に頼むと・・・

大切な不動産の売却ですから、少しでも信頼できる会社さんに仲介をお願いしたいと考えるのが普通でしょう。もちろん私も同じ気持ちです。信頼できない会社に虎の子の資産を扱わせることなんてできません。
しかし、プロの不動産屋である私と、不動産業界に詳しくない普通の方ではここから先で違いが表れます。
不動産業界に詳しくない方は、
「有名な銀行系、財閥系、フランチャイズ系の不動産会社なら安心できるだろう」
と考えてしまうんですね。
じつは、ここに落とし穴があります。私であれば、大手の不動産会社に仲介を頼むことはありません(笑)。
(私どもも以前はワンフロアーに20人ぐらい営業がいる大手仲介会社出身でした。)
なぜなら、大手の不動産会社に仲介を依頼すると、
「他の会社が扱えないよう物件を隠されてしまったり
他の会社に広告できなくなる可能性が高い」
からです。
どうしてそんなことをするのかというと、自社である程度集客力がある大手さんは、売主からも買主からも手数料を取ろうと欲張っちゃうんですね。これを俗に「両手取引」と言います。

4,000万円の物件を大手不動産会社に頼んだ場合

お客様と買主様両方から仲介手数料を受領します

大きな売り上げの違いです。
両手取引にする為に他の不動産会社に紹介しなかったり、広告掲載不可にしたりするケースが多くあります。
理由は両手取引にする事によって自社の売り上げを多くしたいからです。

片手取引とは売主、または買主の片方から仲介手数料を貰う事です。

大手不動産会社に専任媒介で依頼した場合

わずかな買主にしか見つけられず、売値が安くなりやすい

こうなると、買主さんの目に触れる機会が減ってしまうので、売値も低くなりがちですし、売れるまでの期間も長くなってしまいがちです。

※断っておきたいのが両手が悪いわけではありません。
売主さんの事やその不動産の事を1番知っているのは売り側の仲介会社ですし、説明もしっかりできます。
ただ問題がオークションのような自由競争になっていないことです。

私はこうして出来る限り高い金額で売った!

では、私はどうやって自分の不動産を高値で売却したのでしょうか。
もう説明するまでもないと思いますが、1社で囲い込まれるよりも、多くの会社が関わって、不動産情報サイト、または自社HPにオープンに掲載されている方が
「多くの買主さんの目に触れて高値で売れる確率が上がる」
のです。
その為にどうするかというとポイントが3つあります。
実際に自分でやっているので説得力あると思いますが

3つのポイント

レインズにちゃんと登録する
(※不動産会社向けの不動産情報データベース)
広告掲載全て可能にする
(こうすることによって色々なポータルサイトや不動産屋の自社HP、チラシなどに多数掲載してくれます。)

信頼できる仲の良い仲介担当を見つける
(売却には時間かかります。相性の良さや仕事の能力、誠実さは本当に大事です。)

3つとも大事ですが、特に2つ目の
「広告掲載全て可能にする」
は重要です。
こうしておくと、直接媒介を依頼した不動産会社以外の会社がSUUMO、HOME’S,Yahoo!不動産、アットホーム、オウチーノ、自社HP、チラシ……などなどへ勝手に掲載をしてくれるのです。この条件をつけるだけで、何百万円分にも相当する広告をタダでできてしまうんですね。1社独占となる専任媒介とは大きな違いです。

※自分自身でも当然仲介できますが、私の場合は昔の同僚に仲介をお願いしました。
他の不動産会社との取引がスムーズになったり、自分でやると自分で交渉しなくてはいけなかったり、
「大きくまけてくれ」
という値段が入るとやるとわかるのですが少し冷静でいられなくなるので笑。
間に一人入ると経験上上手くまとまるのは身に染みています。
また冗談ぽくですが「隠すなよ!」とは言います笑。
(この業界でよくある「隠す」という言葉です。これをされると他の業者が100%扱えなくなります。
当然ですが一般の売主さんは知りません。公平なオークションにならなくなるんです。
1番多いトラブルです。)

 

このようにした結果、私の不動産は2つとも半年ほどで納得の行く価格で売却できました。私の場合、急いでいなかったこともあってちょっと高めの値付けをしていました。お客さんの動きの反応が見たかったので。
(不動産業者からの問い合わせ数や、案内数、ネット、チラシからの問い合わせの数など。売れそうなのか売れそうでないのかが経験上よくわかります。)

しばらくしても問い合わせの数が多くなかったので少し値段を下げました。
その後はすぐに申し込みが入りましたね。はじめから適正価格にしていれば1~3ヶ月程度で無事買主さんが見つかると思います。

不動産を本当に高く売る方法

多くの買主の目に触れて、高値で売りやすい

当社では同じ仕組みで不動産売却をお手伝いしています

私自身が不動産を売りに出した時の実話書いてみました。
プロの不動産屋が実践した
「最もトラブルがなく、最も高く売れる方法」
です。
私自身が思うには、売り急いでいない場合は少し値段高めに出して最初は売りに出した方が良いと思います。
(あまり高すぎると誰からも問い合わせが来なくなり、売れ残ってしまっている物件扱いされるのでご注意を!)

私たちの提案は「高く売りますよ」という提案ではありません。
「出来るだけ高く売れる方法を提案する」
それが私たちのお客様に対するサービスです。
当社にご依頼をいただいた際には、これとまったく同じ方法で不動産を売却をしています。
多くの方に取って不動産は人生で1、2回ぐらいしかない超高額な商取引です。
引き渡しの時に納得して満足していただいた時の笑顔は私たちにとっても嬉しいものです。
不明な点などがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
また
「売却時にお客様からよくある質門」
にさまざまなQ&Aを書いていますので、
そちらも参考にしていただければ幸いです 。
※こちらの内容は松本が書いています。
読んで頂いた方が不動産を売却する時の知識にして下さいませ。


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