85、中古マンションの調査をします(修繕費、管理費の滞納の確認【重要事項の調査報告書】、最新の管理規約、所有者変更通知書など)
前に
「不動産の調査」
について書きました。
中古マンションの調査の場合は土地や戸建や収益物件とはまた調査の仕方が違います。
わかりやすく書いていきたいと思います。
中古マンションの売却依頼を頂いて調査する場合はまず
「管理会社」
にこちらから連絡します。
なぜ連絡するかというと、マンションの管理会社は
「マンションの情報」
を持っているからです。
管理会社から何点か情報を取り寄せます。
内容としては
・重要事項の調査報告書
・最新の管理規約
などです。
(ちなみにこの2つ取り寄せるだけで1万円~2万円ぐらいかかります笑、なので不動産業の人しか取り寄せないんです。取得する理由も書く必要ありますしね)
なぜこの書類を取り寄せるかというと、色々な最新の情報が記載されているからです。
何点か挙げると
・修繕費管理費の滞納
・共用部分のリフォーム工事の履歴
・管理費の今後の改定予定の有無
・大規模改修の予定
・駐車場料金
・駐輪場料金
・アスベストの調査結果
・耐震診断の調査結果
などなど・・・
他にもマンションについて色々な内容が書いてあるのがこの
「重要事項の調査報告書」
になります。
中古マンションの売却する上で1番大事な情報と言っても過言ではありません。
他に
「最新の管理規約」
も取り寄せます。
色んな管理規約読みましたが、60~70ページ前後ある本の様な管理規約です。
これを我々は全部読むんです。
(結構大変なんですよ笑)
売却の依頼頂くとほとんどの方が
「昔の管理規約」
を持ってることは多いんです。
今の管理規約とほぼ変わらない内容です。
ただ
「少しの違い」
が大きな問題になることがあります。
なのでそういう風にならないように最新の管理規約を取り寄せて、全部ちゃんと読んで、
「現在のこのマンションのルールはこうなっているんだな」
というのを確認するんです。
正直時間かかりますし、大変ですが、それはしなくてはいけません。
不動産仲介の大事な仕事です。
このようにして不動産の調査をしていきます。
そして不動産の売却が決まると
「所有者変更通知」
という書類を記載しなくていけなくなります。
(買主と売主双方の署名が必要、引き渡しまでに記入する書類です)
このような内容は全てこちらで行います。
なので言い方悪いんですが
「なにもしなくても大丈夫ですよ」
という風に言うことも多いです。
売主さんの見えないところでしっかり仕事しております。
関連する記事