場所によるが全体的に不動産価格少し下がった印象(2022年10月~2023年3月)

2023年3月31日

「2022年の春から夏がピークだったのかな?」
と思う部分があります。
去年の10月頃から不動産の売れ行きが少しずつ落ちていった印象があります。
とは言っても
「全体的に下がったのか」
と聞かれたら
「そんなことはない」
とも言える状況です。

ここ数年不動産価格が上がりました。
現場の感覚的には
「売るものが減った」
という印象です。
物件が少ないので自動的にオークションの様な仕組みになり不動産価格上がっていく・・・
「どこまで上がるんだろう?」
と先が読めない状況が続きました。

色んな要因あるかと思うのですが10月に
「値上げ」
という言葉が世の中で広まりました。
様々な物が値上げして高くなっていく。
不動産売買は心理面影響する部分は大きいです。
値上げと言う言葉聞くと
「じゃあ今は様子見ようか」
「買うのやめようか」
と今の時代でもなりやすいんだな、と思いました。

それ以外だと
「10月前後になって物件数が増えた」
というのも影響の一つな気がします。
2022年の3月に緊急事態宣言が終わり、4月から皆活動し始めました。
不動産の仕入れも活発になります。
個人の売主さんも
「今の時期なら動いてもいいかな」
と思うようになります。

不動産会社が仕入れて販売するまで4~6か月くらいかかるケースが多いです。
4月に動き始めて10月前後に販売、または新築なら完成していく。
どこの会社も同じタイミングで動きます。
その結果物件の販売数が多くなりました。
販売数が多いと買主も選択肢が増えます。
悩むようになります。

3年前ほどではありませんが2022年の冬頃から販売物件数が増えてきました。
少しずつではありますが不動産売買の業界も以前の様な仕事してる時の雰囲気に戻ってきました。

1月、2月は大きく値下げした物件も多かったです。
3月決算がある会社も多く売らなくてはいけない状況だったこともあり、見たことない位の値下げした物件を多く見ました。

とは言っても全部が値下げしてるわけではありません。
「駅近」
がそこまで値崩れしない印象です。
逆に
「バス便」
の場合は値下げ幅が多かった印象です。

「駅近くは人気あってバス便は人気ないの当たり前だろ」
と思われるとは思います笑。
その通りではあるのですが、今まででしたら駅近くから遠くになるにつれて徐々に価格落ちていったんです。
グラフにすると滑らかなグラフになります。
この半年は
「突然カクンと価格が落ちたりする」
というのを見てきました。
駅から遠い物件だと急に下がるエリアがあったりするんです。
今までの不動産の状況だとほぼないケースです。
価格が皆読めなくなってる時代になってます。

「都心近くが人気」
の印象は現場でお客さんと接しているとよく思います。
テレワークが数年前流行りましたが、今は全くその逆で
「都心に近い不動産を」
という印象です。
人気駅の駅近くの物件はいまだに高く売れてるのをちょくちょく見かけます。

それでもコロナ前と比べるとほとんどのエリアでは売れる価格高くなってます。
とは言っても去年の春から夏頃のような価格にはならなさそうな雰囲気ではありますが今の時代どうなるかわかりません。
また高くなるかもしれませんし、徐々に価格下がっていくかもしれない・・・・

相変わらずこの先どうなるかわかりませんが良い部分もあります。
お客さんとお会いする時とかマスクはもちろんしますが、以前の様な雰囲気で話せるようにもなりました。
「ご自宅お伺いしてもいいですか?」
と言える世の中に戻ってきました。
今年に入ってお客さんの雰囲気もかなり変わりました。
行動しやすい状況になってきたんだと思います。

当社もやっと以前の様な動き方、働き方出来るようになってきました。
不動産売却お考えの方いたらお気軽にお問い合わせくださいませ。

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