マンションの売主(不動産会社)が倒産した場合
2019年7月19日
時々ですが中古マンションの売却依頼を受ける中で
「マンションを施工(売主)した不動産会社が倒産した」
というケースがあります。
ちょうど今当社でもこのケースの売却依頼頂いているので少し書いてみようと思います。
まず覚えて頂きたいのは
「不動産屋はそこそこ潰れる」
という事実があります笑。
競争が激しいんですね。
こないだライフルホームズの担当者と話をした時に
「コンビニよりも不動産会社の方が多い」
と言われました。
自分で調べたことはありませんが、それくらいあれば・・・まあ仕方ないかな、とも思います。
(我々も潰れたくないので頑張ってます)
多いケースとしては
「バブル期のマンションデベロッパー」
が多いです。
平成の初期位のバブルの時期。
今見るとあからさまに土地値が高いのですが、当時は
「今後も土地は上がっていく」
と信じられていた時代でした。
土地を購入して数年後にやっとマンションの販売、その頃にはバブル終わってどうしようもなくなってる・・・・
「怖いな・・・」
と率直に思います。
マンションの場合不動産屋が関わるものとしては
・売主
・施工
・管理会社
の3つに分かれます。
多いのは
「売主、施工会社共に倒産している」
というケースです。
時々ですが
「売主、施工、管理会社」
が同じ会社のケースもあります。
このようなケースの場合は管理会社もなくなるので、
「自主管理」
になってるケースもあります。
ここからは実際に売却する時の買主の反応です。
売主さんが思うよりも買主は倒産していても気にしない人が多いです。
それよりも
・外観
・マンションの雰囲気
・室内の綺麗さ
などを見ます。
まあ当たり前の話と言えば当たり前の話なんですけどね。
自分が持っているマンションの売主、施工会社が倒産していても気にしないでください。
現場の感覚としてはそこまで価値下がりません。
下がる要素としては先ほど書きました
「自主管理」
と
「修繕積立金があまりない場合」
などです。
(修繕積立金が少ないと契約直前にこの事実を知った買主が購入やめるケースはよくあります。)
不安に思う方もいらっしゃるので書いてみました。
売却される際はそこまで気にしなくて大丈夫ですよ。
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