銀行の抵当権(ローン残債、借金)を抹消する時の手順

2016年9月17日

売却される方の多くが銀行でローンを借りています。
売却をする際には銀行に借金を返さなくてはいけません。
その為には手順があります。
よく聞かれる質問ですし、私どもの仕事でもありますので流れを
わかりやすく書いていこうと思います。

売却をする際に売主さんが確認しなくてはいけないことは大きく分けて2つです。
1つ目が
「不動産の謄本」
2つ目が
「銀行に残りの残債の金額、抵当権の抹消について」
になります。

不動産の謄本に関しましては誰でも出来ます。
ご自分で法務局に行く、またはネットで謄本を取る事も出来ます。
謄本を見ると下の方の権利部(乙区)という所に自分の借りたローンの金額が書いてあります。
当時3000万円借りていると
「債権額 3000万円」
とかですね。
これは公的に
「お客さんが銀行からお金を借りている」
という登記上の証明になります。
これが消えないと不動産を売る事も出来ませんし、購入者が買ったとしても
登記が出来ず深刻なトラブルになります。

2つ目の
「銀行に残りの残債の金額、抵当権の抹消について」
ですが、これはまず銀行にお客さんから電話して下さい。
聞く内容については
「これから不動産の売却を考えている、仮に今日売却するとしたら残債はいくらになるか?」
です。
おそらくですが返済予定表は持ってる方多いと思います。
ですが、一応確認の為に聞いておいたほうが無難です。

銀行に売却の話をすると
「抵当権の抹消の登記する際には司法書士が必要。
引き渡し日はいつだ?」
おそらくこのような説明されること多いと思いますが、そこは
「わかんない」
と言ってください。
お客さんにはおそらくかなり難しい内容です。
当社で売却の依頼頂ける場合は全部こちらで対応しますので安心して下さい。

売却活動する前の準備としてはこれくらいです。
次に銀行に連絡するのは無事に買主が見つかり、契約が終了して、買主のローンも無事に通り、引き渡し日が確定した時になります。

引き渡し日が確定すると、ほとんどの場合は売主さんは一度銀行に行かなくてはいけません。
これは
「引き渡し日が確定し、ローンの一括返済をする。
金利は毎日違うので返済する日がわからないと銀行も正式な金額出せない」
ということが理由になります。
銀行に行くと一括返済する日にちを決める契約書を書きます。
それから2週間ぐらいすると決済の日に必要な
「抹消書類」
が準備されます。
この書類があると司法書士が登記が出来、逆にないと登記できません。
抹消書類を貰うためにはお金(一括返済)が必要です。
なので決済当日の流れとしましては
買主からお金貰う

着金確認する

銀行に電話するか訪問する(司法書士がやる場合もあります)

銀行が一括返済の引き落としをする

抹消書類がもらえる

司法書士に抹消書類を渡す

これが決済日当日の大まかな流れです。
参考にして下さい。

関連する記事