日経平均と円安、円高と不動産価格の連動について

2014年9月26日

最近円安になって日経平均も上がってるみたいですね。
私も以前株、FXをやっていて恥ずかしながら自民党政権発足の数か月前に
全部売ってしまい、アベノミクスの恩恵は受けませんでした笑。
まあ、本当に難しいな、、、というのが正直なところです。
個人の力で世の中の経済はコントロールできない、というのが
私の率直な意見でした。

さて話し戻しまして
「日経平均と円安、円高と不動産価格の連動について」
について書いてみたいと思います。
私自身はリーマンショックの数年前から不動産業界にいます。
昔から必ずと言ってよいほど聞かれるのですが
「今は買い時ですか?」
とよく聞かれます。
で、大体私が答えるのは
「今不動産買う準備できてますか?人生のタイミングですか?
タイミングなら買ったほうが良いと思います。
タイミングじゃないなら買わないほうが良いです」
と答えます。
過去にお客さんと山ほど話しましたし、たくさんのご契約しましたが、
本当にいつも思うのはタイミングなんだな、と。
結婚や子供生まれる、小学校入学、幼稚園の入園、年齢などなど、、、、
ライフプランの中で節目のタイミングがあります。
そういう時がやはり不動産購入できるタイミングですね。
ただこのタイミングが不動産の価値が上がっている時なのか?
または下がっている時なのか?そういう風に考えるとそう都合よくは
いきません。
ただ参考になればと思い、ある程度事実を書いてみようと思います。
少し専門用語でますがその辺はご了承ください。

不動産の価値を確かめるのに1番わかりやすいのが路線価だと思います。
ネットで「路線価」で検索すると自分の家の前の土地の価格が出ているので
ある程度金額の参考になります。
過去5年分ぐらいは載っているので確認してみてください。
値段が下がっているのか上がっているのか確認できます。
後は公示価格ですが、あんまり参考にはなんないかな、、、
エリアのある程度の金額しか出ていないのでわかりずらいですしね。
時間あるときに路線価は見てみてもいいと思います。
過去の金額より上がっているか下がっているかわかりますしね。

でここからは現場の感覚の説明です。
日経平均と円安、円高との連動ですが、日経平均が上がって円安に
なると半年後くらいから少し不動産価格あがります。
逆にリーマンショックの時のように日経平均下がって円高になると
半年後くらいから不動産価格下がります。
これには大きな理由があります。
何かというと景気が悪くなるとテレビやマスコミから
「不景気」
というネガティブな報道が多くなるんですね。
そうすると不動産買う人が減ります。
逆に
「景気が良くなった」
という報道が多くでると不動産買う人多くなるんですね。
凄い簡単な当たり前のことを言っていますが、本当にこれに尽きます。
人間の心理って面白いな、とよく思いますね。

色々書きましたが上に書いた内容をまとめると、
「不景気の時に買う不動産が安い」
という結論にはなります。
これは紛れもない事実です。
「じゃあ不景気になったら不動産買おう。それまで待とう」
という風に出来たら良いのですが世の中そんなにうまくいきません笑。
いつ不景気になるか好景気になるかわかっていれば間違いなく株やFXで
金持ちになれますしね。
なので先ほども書きましたがやはり
「タイミング」
なんだと思います。

不動産業それなりに長くなってきましたが、バブルのころの物件買われた人の銀行金利などを知ることも多くあります。
今では信じられないですが大体約12%前後の金利です笑。
ただあのころは郵便局や銀行に預ける金利も高かったですけどね。
全額支払う方もいっぱいいますがローンを払えずに任意売却、競売になるケースも
よく見てきましたし、関わったこともあります。
不動産屋の自分がいうのもなんですが、無理して高い金額の物件は買わないほうが
無難だと思います。
未来に何かあった時に対応できなくなってしまいますしね。
参考にしてくださいませ。

不動産の事をもっと知りたい、勉強したい方は
「お客さんから山ほど出てきた質問」
「わかりやすい不動産用語」
もお読みくださいませ。

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