クリックボタンを押したら不動産取引終了笑。

2014年7月20日

自分の仕事は「不動産仲介」ですが、「仲介」がいなければ極端な話その分の費用は
払わなくてすみます。
3%という仲介手数料の金額も宅建業法が決めている金額ですしね。
昔もよく考えたことありますし、今も時々思うんですが、
「ネットで不動産取引が終了する時代来るかな?」
とはよく思います。
そうすれば私達仲介の存在は必要なくなる笑。
ネットで取引するとよくありますが「同意します」のボタンありますよね。
極論で言うとあれは契約書で、「もめたときには責任は当社は負えません」
と書いているようなものです。
契約書を作る立場でもあるので必要なことは重々承知しています。
不動産の場合は基本的に重要事項説明書と売買契約書の2つが必須です。
宅建主任者がお客さんの前で重要事項を説明しなくてはいけない、という
宅建業法のルールがあります。
(しないと罰則あります)
そして納得して頂いた後に署名捺印があるのですが、ネットだったらどうなのかな?
とよく思うんですよね。
電話窓口無しにして、クリックボタン押したら契約書にサインしたと同じ効果になる。
(ネット取引こういう会社多いですよね。ただその分の人件費かからないので安く出来るんですよね。
良い所もあれば悪い所もある、ですね)
それで取引終了になるのなら仲介の存在はいりません。
その代わり質問や聞いていない、というクレームが出たとしても
「契約書に書いてある通りです」の一点張りになる気がします笑。
(メールで返信きそうですね笑、なんかすんごくもめそうな気がします)
手付やローン条項、瑕疵担保、用途地域、接道、境界などなど、、、、
そういった説明は一切なし。契約書に書いてある通り、、、、
多分ですがとんでもないトラブル続発すると思います笑。
私たちの仕事はお客さんの相談役みたいなところがほとんど仕事の割合占めている気がします。
不動産は結構ややこしい所が多いので、そういう質問にしっかり答えてストレスなく納得して
取引してもらう。その対価として仲介手数料貰う。
それが私達仲介の存在意義でもありますし、仕事なんだと思います。
未来はわかりませんが、これだけネットが発達した今でも現場の仕事の流れは変わりません。
集客作業の手法だけが大きく変わっただけのような気がします。
(このブログもそうですしね)
私はまだ30代なのでまだ普通に生きれば何十年かは生きるかと思います笑。
そのあいだに今の不動産取引の仕方が大きく変わることはおそらくないでしょう。
集客方法はデジタルで、仕事の仕方はアナログで笑。
この流れはまだ続きそうな気がします。

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