専任媒介、一般媒介の違い

2014年11月25日

不動産の売却をするにあたって売却の契約を結ぶパターンは3パターンです。
一般媒介
専任媒介
専属専任媒介
一つ一つ簡単に説明していくと、一般媒介は何社にも依頼することが出来ます。
専任媒介は1社にしか依頼できません。
(ほぼないですが専任媒介は自分でお客さん見つけて不動産仲介会社を
通さずに勝手にすることも可能です。なので仲介手数料もかかりません。
ただ全部自己責任になります)

専属専任媒介の場合は1社にしか依頼できずに、自分でお客さん見つけた場合も
依頼している不動産仲介会社を通さなくてはいけません。

さて、、、、この3つの媒介契約を読んだときに思いませんか?
一般媒介が1番いいな、と。
一般媒介なら複数の会社に依頼も出来る、なので色々な会社が頑張って高く売ってくれる。
そう思いますよね。
ただ不動産仲介やっている私が言うと嘘くさく思われてしまうかもしれませんが笑、
一般媒介が1番売れ残りやすいです。
理由はどこの会社もしっかりやらないから笑。
前回も書きましたが不動産仲介会社は取引が終わって初めて仲介手数料をもらえます。
そのあいだにお金は1円も入りません。
一般媒介の依頼を受けた場合仮にですが広告費をいっぱいかけて、お客さんの為に
出来るだけ頑張って、何か月もかけて一生懸命やる。
そして数か月後に
「他社さんで決まりました。今までありがとうございました」
と一言言われる、、、、、、、
正直な不動産屋の立場で話しますが、かなりきついです笑。
ただ働きになってしまう可能性が高いんです。
そうなるとあまり広告費もかけられませんし、対応もしっかり出来ない。
複数の会社の営業担当も皆同じことを考えます。
これが一般媒介の現実的なお話です。

デメリット書いたのでメリットも書きますが、一般媒介のメリットは1社独占にはならないので良い意味では常にオープンです。
色々な会社と付き合いたい、高く売れるか競争させて試してみたい、
という方にはいいかな、と思います。
次に専任媒介の説明ですが市場に出ている個人の方の売り物件は9割以上は専任媒介になっています。
多いのは大手の財閥、銀行の名前がついている不動産仲介会社が多いですね。
専任媒介の1番のメリットはやはり営業担当がしっかり仕事してくれることだと思います。
専任媒介だと余程のことがない限り自社で仲介手数料貰えるケースがほとんどなので、
広告もかけられるし、お客さんにもしっかり対応できます。
(一般媒介と専任媒介だとあからさまに対応違います。専任媒介だと未来にほぼ確実にお金がもらえるのと
一般媒介だと貰えない確率が高い差ですね)
また専任媒介だと報告義務が宅建業法であるので、報告しなくてはいけなくなります。
今週お客さんが何人来た、とかほかの業者から問い合わせが何件あった、これから広告をどこにだすか、などなど、、、
良い意味でいうと至れり尽くせりです笑。
また専任媒介の場合だと媒介契約結ぶ前喜んで「調査」します。
一般媒介だと調査に時間かかる場合などは不動産会社の方から依頼断られる
ケースもあります。結構大変なんですよ笑。
※調査とは役所、法務局、水道局などに行って問題ないか調べることです。
大体しっかりやると丸一日かかります。

以上簡単にですが一般媒介と専任媒介の違いについて書きました。
(専属専任媒介の場合はほとんど専任媒介と内容一緒です。
依頼お願いしてくるお客さんが一人で全部不動産取引をするケースは
ほとんどないのでね。)

あえて詳しい宅建用語は省きました。
参考になれば幸いです。

※このサイトでもよく書いてますが広告掲載についてはよく確認してくださいね。
専任媒介で他社が扱えない状態になるとかなりの問題が起きます。

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