不動産仲介の仕事

2014年5月4日

仲介業者がいなければそこに支払う手数料が必要ありません。
極端にいえば仲介会社がいなければもっと費用抑えることが出来ます。
「じゃあ自分で全部やれば余計な費用かからないからやってみよう」
そのような方に普段仲介会社がどのような仕事しているか説明してみよう
と思います。

大きく分けると
・集客、広告
・契約、決済業務
・物件の調査
これくらいです笑。

なんかとても簡単そうな仕事だな、と自分で書いて思いました。
お客さんに向けて広告打って、物件調査して契約して引き渡す。
それ売買価格の3%+6万円×消費税の請求する、、、、
なんか誰でも出来そうな仕事のような気がしました。
ただですが業界の離職率は私が過去に見てきた会社ですと
軽く3年で80%越えます笑。
離職理由の1番の理由は
「売れないから」
です。

他の業界で営業やってました、という人が中途採用で入ってきますが結構苦労しているケースを
よく見ます。
まずほかの業種とあからさまに違うのが金額の大きさ。
5万円の高い服買う時とか悩みませんか?
私は結構悩みます。
職業柄営業やっているので販売員に対しての突っ込み方が半端じゃありません笑。
5万円で悩みます。じゃあ3000万円だったら?と思うと悩むを通り越しますよね。

不動産の売買は本当に時間かかります。
ただ当たり前のことなんですけどね。
家を買う、という決断が出てきたときに、ローン払えるのか?一生ここに住むのか?
両親の老後はどうなるんだろう?子供の将来は?自分は病気しないか?
この辺り治安は良いのか?この家を買ってしまって大丈夫なのか?
もっと良い物件出てくるんじゃないのか?
まだまだ出てきます。
基本といえば基本なんですが、私の場合全部一つ一つゆっくり説明していきます。
家の案内はしないでそういう説明だけで3時間近くかかるときもありますね笑。
ただそのほうがお客さんも納得してくれるので遠回りに見えて1番の近道だと
思っています。

話それましたが、時間かかるという事はぞの間お金は一切入ってきません。
「半年後か1年後くらいに買えればいいな」
というお客さんよくいますが、担当する不動産仲介の営業からすると
そのあいだ1円も入ってきません。
上司には基本毎日報告があります。
営業「このお客さん半年後くらいに買いたいと言ってます」
上司「じゃあお前はそのあいだ何もしないのか?」
営業「いや、そういうわけじゃ、、、、」
上司「じゃあ今月の売り上げどうするんだ?1か月遊ぶのか?」
業「いえ、、、、」
上司「今月売るの?売らないの?どっち?」
営業「売ります」
まあよくある光景ですが、夜中電話かかってきたり、凄い押してくる営業の
会社での光景はこんな感じです。
結構きつくないですか?
まあこれが毎日続くと、残る人は限られてきますのでね、、、、
世の中にあるブラック会社はこういう追いつめられる雰囲気になる会社なんだと
思います。上司になるのはこのブラックな環境に耐えた人だけ。
自分は耐えてきて成功しているので部下にもそれを強要する。
売り上げは上がるんですけどね、、、、離職率は高いですし会社の雰囲気は
ちょっとした軍隊のようになります笑。

不動産仲介と会う時にこの話してみてくださいな。
そうするとどのような会社かよくわかるのでね、顧客重視か、会社重視か。
私の考えは
「買って満足、売って満足、持って満足」
です。
本田宗一郎の言葉ですが、本当に良い言葉だな、と。
やはり売る方も買う方もお互いがWINWINの関係にならないと
ビジネスは成り立ちません。
売る方も買う方も納得して満足する関係。
やはりこれに尽きると思います。

 

 

 

 

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