石綿（アスベスト）使用調査結果の有無

石綿（アスベスト）使用調査結果の有無

石綿使用調査結果の有無、わかりやすく言うと
「アスベストを使っている建物ですか？」
と売主に聞くことです。

これは私が業界に入った頃（約10年前）に重要事項説明書に必要な文言として
出来たみたいです。
重要事項説明書に
「石綿使用調査結果の有無」
という項目があるのですが答えは3択で
「無」
「不明」
「有」
とあります。
私の記憶上、または同僚なども含めてですが
「有」
と答えた売主はいませんでした。
というよりは売主さん（個人）もわからないんです。
そして不動産売買する上で
「石綿使用調査の記録がない場合は不動産を売却することが出来ない」
というような文言もないんですね。

よって引渡しの時も売主も、買主も仲介も誰もアスベストについてはわかってはいません。
その代り契約の時などに売主さんに
「何かお住まいになっていて以前体調悪くなったりはしませんでしたか？」
などは聞きますけどね。

読んでいただいて思うかもしれませんが
「じゃあ買主は不安で買わなくなるでしょ！」
との声が聞こえてきそうです笑。
現場では中古のお家を買う人はそんなに気にはしません。
本当に気になって仕方ない人は新築の家を買いますしね。
（最近の建物はアスベスト使われていないので）
気になる人には仲介の立場としても新築を勧めます。
私もまだ経験はありませんが、自分のお家を過去に
「アスベストの調査」
をしたことがある場合はちゃんと報告してください。
調査したのに
「していない」
と嘘をついた場合は後日買主から損害賠償の対象になる可能性があります。
虚偽の報告だけはやめましょうね。