週休2日なの?(ウソ、隔週休み、休日出勤)

2021年3月22日

今の時代の不動産仲介会社の休みはどうなってるのか正直わからない。
たぶんだけど
「昔よりは休み多いし、残業も少ない」
と思う。
とは言っても
「昔と変わっていない部分」
も多いと思う。
その一つに
「週休2日(隔週休み)」
という謎の週休2日の表示笑。
営業目線、不動産会社目線で書いてみます。

まず営業は
「働けば働くほど売り上げが上がるチャンスが増える」
のは事実。
週休2日だと月
「22~23日」
の勤務日数。
週休1日だと
「25~26日」
の勤務日数。
週休1日の方が勤務日数多いから契約出来る可能性も増える。
それは
「会社にとって都合がいい」
のも事実。
とは言え営業も
「人間」
ではある。
休みなければ疲れるし、モチベーション下がる、仕事も辞めたくなる。
働く日数減れば休める、モチベーション上がる、仕事も辞めなくなる可能性増える。
そのかわり
「売り上げが減る」
可能性が高くなる。
それは
「会社にとっては不都合」
な事。
「どこが落としどころだ?」
と考えていくと
「2週間に1回は週休2日にしよう」
と思いつく。

あくまでも自分の感覚だけど、上記のような事情から
「週休2日(隔週休み)」
になっていったんじゃないかな・・・と思う。
(ちなみに自分は
「週休2日の会社」

「週休2日(隔週休み)」
に勤めてました)

ここからはリアルな現場の話。
「完全週休2日の休みはほとんどの営業が無理」
だと思う。
と言うのも
「お客さんが相手」
の仕事。
不動産売買は大体
「火曜、水曜」
が休みになる事が多い。
お客さんから火曜水曜に連絡が来たり
「見に行きたい」
という連絡が来ることは・・・よくある。

断る事は出来るの。
「週末なら大丈夫ですよ」
と言う事も出来る。
ただこれ出来るのは
「売れてる営業」
の場合。
と言うのも、週末まで
「案内しようと思ってる物件が残っている保証はない」
のが仲介営業の大変な所。
週末前の金曜日に物件の有無を確認する。
「申し込み入って契約予定です」
と言われたらもう案内出来ない。
その事実をお客さんに伝える。
このパターンはやるとわかるけど
「もうお客さんにならない」
事が多い。
関係が壊れるのよ。
(やるとわかる)

そんで売れていない場合だと
「冷や汗」
が出る。
契約になるかもしれないお客さんがいなくなる。
週末の案内予定もいきなりなくなる。
会社内にいる上司の顔が見れなくなる。
(これもやるとわかる。
報告出来ないのよ・・・するしかないんだけどね)

こういう経験する次回からは
「火曜、水曜でも案内するしかない」
となる。
そして火曜、水曜出たからと言って
「代休」
になるわけでもない。
自分も経験あるけど2週間休みないとかはよくあった。

そんでこれもやるとわかるんだけど
「売れてない」
「案内も取れない」
というのが続いた時の
「火曜水曜のお客さんからの案内依頼」

「嬉しい」
のよ。
「ほっとする」
という表現が適切。
上司に報告できる。
「私働いてます」
と笑。
そうすると上司のプレッシャー少し弱くなる。

他には
「申し込みしたいんですけど」
などの連絡来るときもある。
個人的にはこれは嬉しい。
「水曜日」
に連絡来る事が過去にちょくちょくあるんだが、お客さん自身もこっちが
「水曜日は定休日」
なのを知ってる。
わかった上で
「他に取られてしまうかもしれない」
という不安感もあり、連絡をくれる。
「お休みの所申し訳ありません」
と言ってくれる。
「全然大丈夫ですよ」
と答える自分。
ちなみこういう流れの時は上手く行くことが多い。

火曜水曜に働くことは多いです。
とは言っても
「朝から晩までバリバリ働く」
という訳ではない。
個人営業やってる宿命でもあるんだけど
「休みの時も少し仕事ある事が多い」
のが不動産仲介の営業。
「お客さんの都合に合わせることが出来る」
のも仕事の能力の一つ。

とは言っても今の時代ネットが発達してるし
「テレワーク」
が推進されてる世の中。
メールなども転送できるから会社に行かないで済むことも多いと思う。

「完全週休二日でお客さんからの連絡も休み明け」
に出来るのは
「売れてる営業」
だけなんじゃないかな・・・
仲介は常に競争がある業種。
お客さんが問い合わせて返信遅いと
「違う会社に問い合わせてしまう」
のは当たり前のようにある話。

ちなみに当社の場合はほぼ週6で働いてます。
約10年間ずっとそんな生活。
ただ昔と大きく違うのは
「だらだら働く週6」
なんだよね笑。
(お客さんにもこのまま言ってる。
「だらだらと週6で働いております」
と笑)
疲れたらすぐ帰っちゃうときもあるし、やる事なくて眠くなっても帰っちゃう笑。
そのかわり
「お客さん対応する時」
は完全に別。
そこは徹底してるし、週6でほぼ働いてる理由も
「何かしら連絡が来た時にすぐ対応できるように」
というのが大きい。
(水曜日とかでも問合せ来てるかとかはチェックしてる)

会社員じゃないんでね。
このHPなども含めて全部自分で考えて運営してお金払って営業して・・・
ハイリスク負ってるからこういう仕事の仕方出来る。
(不動産屋の良い所でもある)

それと完全週休2日の会社でも
「売れてない場合」
は出社を強要されるケースあります。
強要されると言うよりは
「休みも働きます」
と言わされる雰囲気になる。

「結果次第で休みの必須は大きく変わる業界」
と思って貰うのが1番わかりやすいかと思う。
残酷だけど休みたいなら
「結果」
を出すしかない。
売れてない状態で、
「休みの権利を主張する人」
はこの業界入んないほうがいいと思う。

1番良いのは面接のときに
「月にいくら売れば完全週休2日になりますか?」
と聞くのが1番良いと思う。
そうすれば採用担当が
「月~~~万円」
と教えてくれると思う。
その金額を入社して毎月コンスタントに売り上げ上げる。
そして週2日の休みは一切電話にも出ないしメールの返信もしない笑。
う~~~ん・・・
これは
「かっこいい」
よね。
俺もこれくらいの事主張できる営業になりたかったな・・・。
これで
「休みの日も働け」
と上司が行って来たらケンカしていいと思うよ。
筋通ってるもん。
(時々こういうタイプの営業いるけど・・・かっこいいよね)

休日出勤や週休2日について書きました。
自分の場合は週休2日でそこまで嫌なタイプではなかった。
(1日は絶対休みたいタイプ、水曜日は余程のことない限り完全OFFにしてる)

「売れてる時の休日出勤」
というのもある。
(この業界
「売れてないと休日出勤しなくちゃいけない」
ともなるんだが、売れてると
「忙しくて休日も働かないと対応できない」
ともなる)

売れてる時の休日出勤は結構気持ちいいもんですよ。
「自信」
になる。
特に
「売れてなくて休日出勤にしてた頃」
と比べると心の持ちようが全然違う。
お金も入るしね。
対価として自分に確実に返ってくるから働けるのも大きい。

色々書きましたが
「サラリーマン気質」
の人には絶対に向いてない業界です。
今回の記事も
「営業としては当たり前だよね」
という感覚であえて書きました。
その方が読んでる人からすればわかりやすいと思った。

「理不尽」
な事は多い業界です。
「結果が出ないと何も発言できない」
のがこの業界。

「休みたいのなら売れ」
と自分は若い頃このまんま言われました。
そうすると
「休みたい方売る」
となる。
意外とモチベーションになるのも事実。

1つだけ確実な事は
「圧倒的に売れば週休2日確実に休めます」
たぶんだけど圧倒的に売ってたらもっと休めると思う。
(会社からすれば売れてる営業はスーパースターになる。
スーパースターは待遇が変わる。
凄い扱い変わるよ。
売れてると上司と社長は常にニコニコしてるし笑。
「この人たちこんな笑顔するの??」
ってくらいの絵買いするから。
売れてるとホワイト会社になる)

売って休みましょ。
それが1番ストレスない楽しい休みになる。
(書いてて思ったけど確実な休みがないこの業界は
「やっぱりブラックな業界だな」
と思った笑)

■他にも色んな不動産営業関連の記事書いてます。
興味ある方はこちらも読んでくださいな。

不動産営業の覚えることや実際の現場の話(新人、転職する人にもわかりやすく)

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